エヴァンゲリオンの映画一覧

エヴァンゲリオン映画の歴代一覧です。公開日・順番など。

「旧3部作」と「新4部作」

エヴァの映画は、1990年代に公開された「旧劇場版3部作」と、2000年代から2020年代にわたって公開された「新劇場版4部作」があります。

■ 新4部作

劇場版の新4部作は、「序・破・Q(じょ・は・きゅう)」と「完結(シン・エヴァ)」の計4本で構成されています。

作品名と舞台 概要
2021年 「シン・エヴァンゲリオン劇場版(シン・エヴァ)」

舞台:西暦2029年頃

総監督・脚本:庵野秀明
監督:鶴巻和哉、中山勝一、前田真宏
2021年3月8日公開。

新4部作の完結編。シリーズ全体の完結編として、多くの「謎解き」が行われた。テレビ版の結末と異なり、登場人物たちの精神的解放が丹念に描かれ、「4半世紀にわたって伸び切った伏線が、見事に回収された」と高い評価を得た。

庵野秀明氏の自伝的なドラマとしての側面が強まり、実写の手法や最新の3DCGが効果的に使われている。キーワードとして「ネオンジェネシス(新たな創世)」が掲げられ、主人公シンジが父・ゲンドウとの決着を経て、新たな世界へと歩み出す姿が描かれた。

総監督の出身地である山口県宇部市の風景(JR宇部新川駅など)が重要なシーンの舞台として登場する。

<予告編▼>


<岡田斗司夫の解説>


<茶一郎の解説>


<初心者のための予習>
2012年 「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q」

舞台:西暦2029年頃(前作の14年後)

総監督・脚本:庵野秀明
監督:摩砂雪、前田真宏、鶴巻和哉
2012年11月17日公開。上映時間:1時間35分。

【アスカの生還と衛星軌道の死闘】
物語の幕開けは、衛星軌道上で繰り広げられるエヴァ2号機の強襲作戦。操縦席には、前作『破』で使徒に侵食され、初号機に粉砕されたはずの式波・アスカ・ラングレーがいた。左目に眼帯をつけた彼女の凄絶な帰還と、重力を超越した超高速アクションは、本作を象徴する最大の見どころとなっている。

【空白の14年と、変わり果てた世界】
主人公・碇シンジは、サードインパクトの起点となった初号機から14年ぶりに救出される。しかし、目覚めた彼を待っていたのは、未曾有の大災害により赤く荒廃し、人類の文明が崩壊した絶望的な地球の姿だった。かつての仲間たちは、葛城ミサトを筆頭に新組織「ヴィレ」を結成。シンジの父・ゲンドウ率いる旧ネルフとの激しい武力衝突を繰り返していた。

【絶望の真実と、カヲルとの邂逅】
自分が愛した世界を壊した戦犯が、他ならぬ自分自身であったという残酷な事実に打ちひしがれるシンジ。心を閉ざした彼の前に、謎の少年・渚カヲルが現れる。「二人でなら世界の修復も可能だ」と囁く彼の言葉に、シンジは一縷の望みを託して再びエヴァの席へとつくが……。

【シリーズ最大の議論を呼んだ評価】
1995年のテレビ版放送以来積み上げられた謎が解けるどころか、さらに深化・混迷を極める展開に、公開当時は「あまりに難解」「突き放された」といった否定的な声から熱狂的な支持まで、シリーズ最大の賛否両論を巻き起こした。

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2009年 「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破」

舞台:西暦2015年

総監督・脚本:庵野秀明
監督:摩砂雪、鶴巻和哉
2009年6月27日公開。上映時間:108分。

【「エヴァ」を破壊する新要素の導入】
前作『序』がテレビシリーズの物語を忠実になぞった展開だったのに対し、本作『破』ではその名の通り、既存の物語を内側から「破壊」する劇的な変化が生じている。その象徴が、新キャラクター「真希波・マリ・イラストリアス」の登場だ。彼女の存在が既存の因果を書き換え、観客が知っているはずの「エヴァ」を未知の領域へと連れ去っていく。

【加速する物語と衝撃のラスト】
物語中盤、3機のエヴァンゲリオンが協力して使徒を迎え撃つ疾走感あふれるアクションシーンなどは、テレビ版からの正統な進化を感じさせる。しかし、第9使徒を巡る凄惨な事件をきっかけに、物語は決定的に異なるルートへと突き進むことになる。ラストシーンにおいて、シンジが下したあまりにエモーショナルで個人的な決断は、世界そのものの運命を一変させた。

予想を裏切る展開の連続と、前作を遥かに凌駕する映像美が高い評価を得た。

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2007年 「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序」

舞台:西暦2015年

総監督・脚本:庵野秀明
監督:摩砂雪、鶴巻和哉
2007年9月1日公開。上映時間:98分。

【伝説の再始動とデジタル技術による再構築】
1995年から1996年にかけて社会現象を巻き起こしたテレビシリーズを基に、生みの親である庵野秀明監督が自ら「再構築(リビルド)」に挑んだ新劇場版4部作の第1弾。テレビシリーズ第1話から第6話までの物語をベースにしつつ、全編にわたってデジタル技術を駆使した新作カットを導入。単なるリマスター版とは一線を画す、圧倒的な映像密度と臨場感を持つ全く新しい「エヴァ」として蘇った。

【「真の完結」への決意とエンターテインメント性】
公開当時、大月俊倫プロデューサーは「今度はきちんと決着をつける。真の完結になる」と断言。テレビ版のメタフィクション的な結末や、旧劇場版の不条理な終末とは異なる道を歩むことを明らかにした。「企画当初の構想に近い、エンターテインメント志向のラストを用意している」という決意のもと、謎をはらんだまま「神話化」された物語に、ついに決着をつけるためのプロジェクトが始動した。

【スタジオカラー設立とインディーズ手法の採用】
本作は、庵野秀明が新たに設立した制作会社「カラー」が制作から宣伝までをほぼ一手に引き受けるという、アニメ業界では極めて異例の体制が取られた。大手広告代理店や配給会社に依存せず、クリエイター自身が主導権を握る「インディーズ映画」的な手法を採用。この独自の運営方針が、純度の高いクリエイティビティを映像に反映させる原動力となった。

■ 旧3部作

作品名と舞台 概要
1998年 「新世紀エヴァンゲリオン劇場版 DEATH (TRUE)²/Air/まごころを、君に」

舞台:西暦2015年〜2016年

総監督・脚本:庵野秀明
監督:摩砂雪、鶴巻和哉
1998年3月7日公開(160分)。

再編集された総集編「DEATH (TRUE)²」と、完結編である「Air/まごころを、君に」を一本にまとめた、旧劇場版の最終形態となる作品。 テレビシリーズから続く物語の「一つの終着点」として、当時のファンに多大な衝撃を与えた。
1997年 「新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に」

舞台:西暦2015年〜2016年

総監督・脚本:庵野秀明
監督:鶴巻和哉
1997年7月19日公開(87分)。

テレビシリーズの第25話・最終話のリメイク(あるいは補完)として制作された、実質的な完結編。 圧倒的な映像美と、精神世界を深く掘り下げた衝撃的なラストは、当時の社会現象を象徴する出来事となった。
1997年 「新世紀エヴァンゲリオン劇場版 シト新生」

舞台:西暦2015年

総監督・脚本:庵野秀明
監督:摩砂雪、鶴巻和哉
1997年3月15日公開(99分)。

テレビシリーズ全24話の総集編「DEATH」と、後に公開される完結編の先行部分「REBIRTH」の二部構成。 本作の公開により、エヴァンゲリオンの物語は劇場での完全決着へと向かうことになった。主題歌「魂のルフラン」も大ヒット。

「新世紀エヴァンゲリオン」は1995年秋から、テレビ東京、テレビ大阪系でテレビ番組として半年間放映されました。略称は「エヴァ」。テレビの平均視聴率は7・1%と低迷しました。しかし、その後、映画化されるころに大ブレークし、社会現象になりました。

少年・少女の戦いと苦悩の物語

エヴァは、人間型兵器エヴァンゲリオンの操縦士に選ばれた少年・少女の物語です。 エヴァンゲリオンは、国連の特務機関「ネルフ」によって、地球を守るために開発されました。 形も能力も様々な正体不明の敵「使徒」に立ち向かいます。 西暦2015年。地球を襲った大災害(セカンドインパクト)の後の時代が舞台となります。 少年少女の戦いと苦悩が描かれます。主人公は、碇シンジ。14歳の少年です。シリーズの主な監督・原作者は庵野秀明(あんの・ひであき)です。